発展し続けるバーチャルマーケティングは飽和状態
2020年のパンデミック以降、業務のデジタル化を余儀なくされた企業は多く、意見すると働き方が多様化し、 バーチャル体験に移行し、コミュニケーションも取りやすくなったと考えられていました。
実際には一人ひとりのタスクも多く、上手くコミュニケーションをとらなければ取得できない情報や技術が追いつかず、社員が置いてけぼりになってしまうということもあります。
バーチャルマーケティングは家具の販売、観光PRと使い勝手はさまざまで、可能性も大きいマーケティングです。
しかし一方で、供給される技術が多すぎるため、それに追いつけないユーザーが増えているのも事実です。
デジタルに疲れつつあるユーザー
企業はこうしたバーチャルマーケティングを用いて、いかにユーザーに売り出すかを考えていますが、実際のところユーザーにも疲れが見え始めています。
デジタル疲れとは、精神的なものではなく、デジタル機器を眺める時間が長すぎるがために引き起こされる身体の疲労です。
コロナ禍以降、仕事がデジタル化した方も多い昨今、自身が利用するサービスまでデジタル化されてしまったら、その疲れはどんどん蓄積されていってしまいます。
こうしたデジタル疲れはただ睡眠を取っただけで回復するものでもありません。
こうしたデジタルの疲れは次第に精神的な疲労、重たい肩こり、眼精疲労と形を変えてしまい、ユーザーの体を蝕んでいきます。
過剰に供給されるバーチャルマーケティング
しかしそんなユーザーのデジタル疲れとは裏腹に、コロナ禍以降はバーチャルによって供給されるものが増えてきてしまいました。
情報量も多く、デジタル疲れに加えてこうした過剰な供給は、さらにユーザーの疲れを加速させていきます。
バーチャルマーケティングはどんどん発展していくのに、ユーザーはそれについていくことができない状態なのです。
しかし企業側も次々に出て来る課題をクリアすることで精一杯で、まだまだ課題も多いといえるのです。
今後のバーチャルマーケティングでは、こうしたユーザーといかに向き合っていくのかというのが課題となっています。
デジタル化とどう向き合っていくのかが重要
バーチャルマーケティングといっても、仮想空間だけがフィールドではありません。
既にあるAR技術と融合させることにより、より快適に買い物をしたり、製品を実際に手に取るまで触れることのできない質感を体感することが可能です。
今後、ユーザーへ提供するものをどこまでデジタル化し、どのようにバーチャルマーケティングを展開していくのかが課題となってきます。
多すぎる情報をいかにして疲れず、必要な分だけをユーザーに提供できるのかは重要なポイントなのです。
